ここ3年、味噌を知ってもらおうと「手作り味噌教室」を継続的にやってきました。
初めて開催した時、たいして考えず告知も今考えると適当にやったけど何人かが参加してくれました。
めっちゃ嬉しかったですし、必死にやりました。
ただそれは「偶然」であり、人がきてくれるのも単なる「勘違い」だと継続的にやり始めて気付きました。
ありがたく人が集まったのは、最初だけでその後は中々参加者が集まらず大変でした。
1組の親子だけの時もありました。
さすがに1組だと逆に気まずいかもと思って、知り合いにお願いして参加者になってもらった事もありました。
今でも募集を始める瞬間に思うのは、誰も参加してくれなかったらどうしようとあの時の恐怖を思い出します。
HPなどWEB関連、教室で話す内容や話し方、テキストの中身など、とにかく参加してくれてる人・参加しようと迷う人にとってプラスになるよう試行錯誤を続けた結果、2人が6人になり10人になり今ではありがたい事にキャンセル待ちが出るぐらいまでになりました。
ちゃんとお金を頂いて出張できてくれないかと依頼をいただいたりもします。
何気なく食べている味噌を知って、興味を少し持ってくれないかな。
味噌屋として、味噌造りをして学ぶ事や感じるがこの時代はたくさんあるって知ったから、気づいてもらえたらいいな。
実際継続してやってみると、やっぱ実際に味噌を作ると更に興味を持ってくれる人は増えるし、参加してくれてる方は楽しんでくれてるなーやってよかったなと感じます。
味噌仕込み教室に参加する人は元々味噌や発酵、食に興味のある人なので話しを皆さん本当にしっかり聞いてくれます。
私もお伝えしていて楽しいです。
でも参加してくれる人が増えて危険に感じたのは、これって元々興味のある人に、興味ある内容を伝えて楽しんで満足してもらってるだけで、そこに自分自身が満足しちゃうと、結局そこ止まりでぬるま湯に浸かっちゃうのでは?とは最近考えるようになりました。
味噌仕込みは「味噌に興味のある人」が更に味噌に愛着を持ったり、興味を更に大きくするのにはよかったなと思います。
じゃあ次は、もっと「味噌に興味のない人」に少しだけ味噌に興味を持ってもらえるような試みを始めようと決めました。
きっかけは、外で食べるお味噌汁でした。
味噌の話しに興味はない、ましてや味噌を造るのなんてもっての他。
そんな人達でも「みそ汁」は絶対に食べた事があるし、なんだかんだ生活に入り込んでます。
でもあまりにも美味しくないお味噌汁が世の中にあふれてる。
そこで味噌の代表的な食べ方「みそ汁」を、色々な場所・材料・状況・目的なで、自分なりにアップデートし美味しいみそ汁をまずは食べてもらうそんなみそ汁でコミュニケーションを生む場を作ろうと決めました。
今までの伝統的なみそ汁の世界観はもちろん、固定概念を外した今までとは違うおみそ汁の可能性も感じるような、美味しいおみそ汁を単純に飲んでもらう事、何か感じてもらえるように私が試行錯誤する事。
それが「Miso Soup Bar」