一緒にクラフト木桶の開発など木桶/樽関連でお世話になっている久田さんと木桶/樽(醸造用)が使えなくなる原因・トラブルに関して話した時のまとめになります。
木桶を普段の味噌仕込みで使用してますし、何かの参考になるかもと今後のための備忘録です。
「目廻り」「虫食い」
目廻り
年輪に沿って(年輪に平行)割れが生じている。人間の歯で例えると歯根まで割れている状態
起こること:しみ込んだものが下まで伝って染み出しが起こる可能性あり(桶の下に液体が染み出るなど)
対応策:部材の交換で修理できる場合もあり
その他:外から芯方向に向かって割れているものはその部分から割って部材にしたり、加圧すると閉じるので大丈夫です
虫食い
桶や樽を使用せずにおいて置いていた際に起こる虫が食った小さい穴(虫歯と同じ)
起こること:目廻りほど気を遣うことでは無いが、容器の密封性に影響が出る場合がある
対応策:多くなけれ埋木で修理可能
木桶や樽は道具で長く使うには使い続ける(仕込み続けること)がポイントです。
また久しぶりに使用するときは、少しでもいいので木桶や樽を見て状況を確認してあげて欲しいなと思います。