お家でみそを仕込んでいる時に、表面は意識してたけど気付いたら側面に白い点々(カビ!?)が出てきた・・・
「これは一体何?悪いカビ?」
という質問をいただきました。
私が開催している手作り味噌教室では、色や状態の変化を分かり易く感じてもらえればという想いがあるので、あえて透明な容器を用意してます。
透明じゃない容器を使用している人は見えないと思いますが、発酵/熟成が進んでくると側面に白いカビのようなものが出てきます。
最初に答えを言っちゃいますが、これはカビではありません。
そして皆さんが心配される身体に害があるやつではないので心配無用!
じゃあ、白いやつの正体は・・・
〇酵母菌(産膜酵母)
教室に参加された方には必ず説明している、味噌の発酵/熟成にとって大事な有用な微生物です。身体に害はないです!
*豆みそなど長期熟成させている場合は、チロシン(アミノ酸の結晶)の場合もあります
どうすれば・・・
→そのまま何もしなくてOK
気になる方もいると思いますが、有用なやつなのでグッとこらえてそのまま引き続き見守ってあげて下さい。
出来上がりの時も目に余るぐらいあったり、どうしても気になる場合はお好みで取ってもいいですけど、基本的にそのまま使ってOK。
手作りみそをやっていると、表面や側面など色々な微生物の営みを垣間見る事があります。
経験則としてですが、味噌はちゃんと仕込めば皆さんが思っているよりずっと強い食べ物です。
本当に怪しい時は、見た目はもちろんですが実は臭い(香り)が全然変わってきます。これヤバイって感じますw
ぜひ皆さんの五感を使って色々感じて下さい!
*これは本当に大丈夫!?って場合は、なんかあっても嫌なのでお気軽に私に聞いて下さいね~