製作過程をまとめた動画はページ下部にあります
ついに・・・
東京・代々木のMISO18ヵ月のエントランスとしてレベルアップしたTokyo Barrelが完成!
*予定していた3日間の作業では終わらず中の細かい塗りとか近日中w
今回は出来る限り本物の木桶らしさを伝えるために、使い終わった箍(たが)を愛知から持ってきて木桶に設置しました。
少しずつ形が出来てくる大桶を見ながら、ここは愛知の味噌蔵じゃなくて東京なのかと感慨にふけると同時に東京の方にも本物の木桶に見て触れてもらえる!という興奮や喜びをめっちゃ感じました。
お店に来た方、味噌作り教室に来た方、ぜひエントランスの木桶に見て触れて愛でてあげて下さい!
では簡単に今回の作業の流れをご紹介!
作業風景
前回の作業を踏まえて、横板を事前に合わせて3枚で組んで組み立てしやすいように事前準備してきました。
3枚組した横板に底上げとなる足をつけて隅から準備繋げて形を作っていきます。
ロープを張って形を調整しつつ横板を繋げて桶を形作っていきます。
入口となる部分はカットしてスペースを作っておきます。
入口部分には桶材から作ったフレームを付けて入口らしさを表現
今回の難関であるタガは、事前に使い易く持ち運べる大きさにカットして形を損なわないように木桶に設置していきます。
タガの内側には、一般的には形が崩れないように太い縄などを入れていますが、今回はボルトを打つ必要があったので固めのウレタン材を入れてます。
通常桶には天井や蓋などは無いので、梁を付け天井を設置して風雨をしのげるようにしています。
タガは今回上部に1本、下部に3本の割合で設置!
タガが付くと一気に桶感がアップしてかなりかっこよくなります。
内側は通路部分を除いて、底板を活用して座ったり、荷物を置けるスペースを造作してます。
そして最後に雨晒しなので、防水の塗料を全体に塗って完成です。
通常の味噌を仕込み用の桶と作り方は違い建物に少し近いですが、壊して組み立てるとより仕組みが分かってほんと勉強になります。
では次回の木桶再生プロジェクトお楽しみに!