【木桶-kioke】
木桶(おけ)とは、木材を材料にした容器の一種である。
家庭で水や湯を汲んだり溜めたりするための小型から、醸造業に使われる大型まで様々なサイズ・用途がある。
木桶再生プロジェクト”Tokyo Barrel”
味噌、日本酒、醤油など日本が誇る発酵食品と密接な関係があった木桶文化。
ただ今、その木桶文化は絶滅の危機に瀕しています。
微生物の家として重要な役割のある木桶も、手間やコストの問題で木桶造りの味噌・醤油なども数%以下になってしまいました。
大型の木桶を作る職人さんももう日本にはいません。
このままでは、数十年後には日本から伝統的な木桶は無くなるともいわれてます。
今回はここ数年やってきた、木桶再生プロジェクトの新たな挑戦で、そんな危機的状況にある本物の木桶を多くの方に見て、触れれる場所を日本で一番人口も多いけど、大型の木桶は無い東京に作って、多くの人に木桶について知ってもらう機会ができたらなという想いを込めたプロジェクトです。
100年の時を越えた大型木桶 ”Tokyo Barrel”
一概に木桶といってもサイズも形も様々。
家で風呂桶などに使われる小さなものから、味噌屋・醤油屋で使われる大きめのものまであります。
形も作られた職人さんの個性で少しずつ違います。
今回「Tokyo Barrel」で持ってくる木桶は、
①味噌屋が使う木桶でも高さ・直径が3m弱という最大級の大きさ
②100年以上に渡って活躍してきたベテランの木桶
という、ちょうど味噌桶として使えなくなり解体・廃棄を待っていた木桶です。
今回は一度解体をして、再度組み直して新しい形に再生する予定です。
新たな役割”Tokyo Barrel”
木桶にはあるサイクルがありました。
新桶はまず酒蔵で酒を育て
その次に桶は醤油蔵に行き、醤油を育てる
そして最後は味噌蔵で味噌を育てる
木桶はそれぞれの蔵で微生物の家になり、中のものを熟成させてきました。
今までは、味噌屋でみそを育てて終わりでしたが、ここ数年使えなくなった大桶を小型の桶に再生事業をやっていて、昔作られた木桶の木材としての素晴らしさを目の当たりにしました。
今回は味噌屋で保存容器としての役割が終わった木桶の次の役割を考えるチャレンジでもあります。
100年以上に渡って味噌や醤油を育て醸してくれた容器としての役目から、今回は建物(エントランス)として、人々がいる場を今までと同じように醸してくれたらという想いを込めました。
まだ計画が終わった段階で今後、木桶の解体・木桶の搬送・組み立てなど色々課題は出てきますが、今年の秋には新しい形で皆さんに見て頂けるように頑張っていきます!
今回の応援限定グッズ(トートと日本酒)もありますのでよかったらぜひ!売上は今回のプロジェクトの費用の一部に使わせていただきます。
*以下の画像をクリックで詳細応援グッズの詳細ページに行きます