コオロギ味噌をテスト的に仕込んで約4ヵ月、味噌を東工大から渋谷の100banchに移してついに第一回の味見の日がきました。
私と葦苅さん以外にも、コオロギラーメンをやっている地球少年・篠原くんと関根くんがいたので4人で味見。
若干どんな感じになっているか不安になりつつも、そのままとお湯で割って食べてみます。
みんなの第一声
「普通に美味しい・・・」
「比率によって味の個性が違ったり、香りの強弱があるのが面白い」
予想を越えたポジティブな反応にけっこう驚き。
私は日頃からコオロギはそんなに食べてないから、分からないけどプロが言うなら大丈夫なんだなーと一安心。
そこから話しはトントン拍子に進み、翌週ある「昆虫食解体新書 #啓蟄祭」で一般の方に初のお披露目に決定!
コオロギ味噌汁~Miso Soup Stand~
会場は渋谷の「100banch」
いつもやっているMiso Soup Standの要領で味噌汁の準備を始めます。
具材とだしはけっこう迷ったけど、「ベーコン」「トマト」「ネギ」「わかめ」を具材にカツオ節で薄めにだしをとって準備。
コオロギ味噌は、米こうじベースのコオロギ率(大豆代替率)が違う4種類をオリジナルで配合。
今回は初めてなので、少し優しめのコオロギ率30%ぐらいに最終なるように調整。
そのまま味見できるように、味噌だけのもコオロギ率によって用意しました。
コオロギ味噌の投入
4種類をブレンドしておいたコオロギ味噌を味噌こし器を使って溶かしていきます。
溶かして味噌とコオロギの香りが立った瞬間は地味に感動ですw
いつもはけっこう適当ですが、途中で味見をしながら真面目に味噌を入ます。
そしてついに完成!
一般の方が飲む前に、前回試食出来なかった味噌を仕込んだ池田さんが味見。
おぉ、美味しい!
その一言で安心して、皆さんへの振る舞いも開始!
おかわりする人もいたり、小さなお子さんから美味しかったと伝えてくれたり、皆さん美味しく飲んでもらえたみたいで一安心!
コオロギ率での味の違いを知るためにそれぞれの味噌をそのまま実食する人もけっこういたな。
今回こうやって、一般の方にも食べてもらう機会があったのはまずよかった。
ただまだここからの熟成での変化含めて、分からない事もたくさんあるので引き続き経過観察を続けていきます。
刺身は最初海外では、魚を生で食べるなんてありえないと言われてたけど、今ではそんな海外の人たちも普通に食べる時代になっている。
食料問題とか色々あるけど、50年後に世界にどんな食文化があるのか楽しみだな。