今回は、木桶を使って本格的にみそを初めて仕込む方向けに使う際の注意点や使い方を説明します!
木桶は使えば使うど木桶自体はもちろん、中に仕込んだ味噌など発酵食品も美味しくなるので、ぜひなが~く愛用してもらえると嬉しいです。
1、ご使用前(久しぶりに使用する時も)
- 使用前は水かぬるま湯(食塩水がベター)を一晩以上張る
→桶に使用されている木材は、乾燥すると縮み、水分をあたえるとふくらむ働きがあります。
→初めて使用する時、久しぶりに使用する時は長めに張って下さい
*水が少し染み出る程度は、味噌を仕込んでいる際に漏れがとまるのでご安心を - 竹たが(桶の周りに巻いてあるもの)には気を付ける
→ささくれなどでケガをしたりする事もあるので、桶を持つ際は気を付けて下さい
2、みそを仕込む際&熟成場所の注意点
- 桶の底と側面の間に隙間がありますが、隙間を塞ぐように味噌を仕込む
→隙間に空気が入ると、味噌によくない菌が入りカビが生える事に繋がる - 初めてみそを仕込む際は、みそだまりが染み出てくる事があるので床が汚れないように注意下さい
- 熟成中は乾燥し易い場所やエアコンなど風が直接あたる環境は避けて下さい
*乾燥している場所に置くと、味噌の水分が木桶に吸われてお味噌の仕上がりが固くなってしまいます
3、熟成中/使い終わった木桶のお手入れ方法
- 木桶は乾燥が苦手!たまに濡らした布巾などで表面や底、上部などを拭いてあげると乾燥しずらくなりオススメ
→キッチンなどに置かれている方は、食器などを洗ったあとの濡れた手で木桶を触ってあげるだけでもOK - 熟成を長くさせると木桶が味噌の水分を吸って味噌が固くなります
→熟成は長くさせればいいってものでは無いのでご注意下さい - 使い終わった後は、ぬるま湯や水(お米のとぎ汁など)でたわしやスポンジを使って洗う
*直接水にざぶんとつけて洗うのは、竹たがを痛めますのでご注意下さい
*中性洗剤、漂白剤、カビ取り剤はご使用しないで下さい - 乾かす際は、裏返して日陰干し
→桶は直射日光と風に弱いのでご注意を
4、使用していない時の保管の注意点
- 使用していない時は、直射日光や風(エアコン)などが当たらない場所に
- 裏返して(口側が下)になるように置いて下さい
5、その他
【竹たが(桶の周りに巻いてある竹)】
- 少し切れた場合(カビたり、ぶつける事で切れる事があります)
→強度をだすため、余分にまいているので切れる事があってもその部分をちぎったり、切れば大丈夫 - 完全に切れた
→完全に落ちてしまうぐらい切れても、下から2番目or3番目と上2つのどちらかがあれば、大丈夫です
- 修理が必要な場合
→手前みそのススメお問い合わせフォームでご相談いただくか、以下までご連絡頂ければ、たが修理・板修理を受けていただけます
*手前みそのススメで購入したクラフト木桶とお伝えいただくとスムーズです
樽藤容器工業所
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